メキシコでコロナ感染!?
久しぶりのブログ再開。
これまでの間色んな出来事もあったせいか、
記事投稿は完全にそっちのけだった。密かに更新待ってた方には申し訳ない。
ということで、
その出来事の内の中でもまず思い出深かった事を順番に書いていきたい。
内容は既にブログタイトルから察してもらえる通り、
結果を言うと実は僕は、今年1月にコロナ感染した。
陽性と判断するまでの過程とその後の自粛生活を長いから前編と後半に分けて
書いていく。
年始の夕暮れ、アパートのキッチンで普段通り何気なく晩飯を作ってる最中にルーミーのクリス(ルームシェアの同僚)から「パンの焼ける匂いがする」と、
自分のいるキッチンに入ってくる、ちなみに焼いてるのはパンではない。
自分:あ、ほんまに?
ん?
そう言われて改めて意識して匂いを嗅いでみる、パンどころか無臭しかせんがな。
(普段から鼻づまり気味やしな、特に臭いには鈍いし、気のせいでっしゃろ)
軽く考えつつ部屋に戻ってバニラ臭のボディークリームを手に塗っておそるおそる
匂いを嗅ぐ、
「なんじゃこりゃ。。」 その時は率直にそう思った。
全くと言っていいほど完全な無臭
すぐさま台所のインスタントコーヒーを取って嗅いでもやはり無臭
これはたしかにおかしい。
コロナのいくつかある症状の中で嗅覚と味覚がなくなるのを聞いてたが
この時点ではまだ完全に信じてなかった。
馬鹿らしいけどまさか自分がコロナに感染するとは思っていない
あとやはり味覚も少し鈍くなってた気がした。
その晩、一緒に住んでるルーミー(お母さん:ロサとその息子:クリス)には
話をした。
結果、翌日の朝一で即検査に行くよう勧められた。
ちなみにその話の直後即全員自宅内で常にマスク装着を課せられた。
もちろん家内ソーシャルディスタンスも導入。
ここのアパートに越してきて4ヶ月程一緒に仲良く生活してきたけど、
当然、明らかに家族の反応が変わった。 ていうか目の色が変わった。
まだ100%陽性と判明したわけでもないがもはや感染者の可能性大の手前、
その人間が同じ家に住んでるとなればそうなることは、十分気持ちは理解できる。
その晩は気まずくなりながらもすぐに部屋に戻って寝た。
翌朝一番で家の近くの公園で平日だけ無料で行っているPCR検査に行ってきた。
ロサも60歳を超えているので念のため同行して一緒に検査することになった。
公園に着くと朝から既に長蛇の列ができている。
平日の間だけ一日300人限定で無料で政府の管轄で検査実施しているらしい。
最後尾に並んでからスタッフから書類を配られ、名前、住所、パスポート番号やら
書く欄があり、手早く済ませ待ち続けること3時間弱。
来てる人数もあってかかなり長い。
まず先にお母さんのロサが検査を受けた。
ケロッとした様子で検査結果のブースから出てくる。
結果は幸い陰性。まずほっとした。
やっと検査が行われているテントの前までたどり着いた。
テントは3つのブースに分かれていて、一つはPCR検査、2つは
検査結果、別のテントでは陽性患者のみに対しての応接といった感じ。
いざ自分の番、検査のテントの中に案内された。
いよいよ中の椅子に案内され
心のなかで絶対陰性やと自分で自分に言い聞かせ精神を整える。
ごっつい防護服を着た男女二人。
「鼻出してや」とおばちゃん。
白い細長い棒を取り出して一言、「ちょいくすぐったいけど、かんにんやで」
遠慮なく鼻の奥まで入れ込み、かき回す。
いやいや、くすぐったいどころか痛いて!!
しかもグリグリ長い!
あまりの容赦のなさにおばちゃんにイラっともした。
だが耐えた、ようやった!
実際は5秒ぐらいだろうが、体感的に1分は耐えた。
さてと、あとは検査結果待ち。
とりあえず一番辛い時期を乗り越え心境はほっとする。
番号札を持って検査待ちの列に並ぶ。
「ぴんぴんしてるし、ただの不調」心でつぶやく。
そうこうする内にすぐに番号で呼ばれる。囚人?
別のテントに案内され質問攻め。 「名前と年齢は?」、「体調と熱は?」、
「最近14日以内にコロナ感染者との接触はあったか」その他にも喫煙者か否か等、
質問に答えた後、
遂に結果発表。
結果:POSITIVO (陽性)
スタッフのお兄ちゃん:お疲れ様。兄ちゃんコロナ感染してもうてるな、
家でじっとして、これから最低でも23日間は外出禁止やで、お大事に。
表でまた呼ばれるまで待っといてんか。
自分:あぁ、ほんまでっか、毎度すんまへんな、おおきに ほな。
とはならなかった。
後半に続く。